地方ローカル線の今後のあり方 ~10年後の未来が1年で~

JR西日本 207系

2021年(令和3年)3月13日、JR各社のダイヤ改正が行われました。前にも少しお話しましたが、明るい話題もちょっと暗い話題もありました。首都圏と京阪神の終電繰り上げがテレビのニュースでも取り上げられていましたが、各社のダイヤ改正の詳細を読んでいくと、実は“運行本数の見直し”や“運転区間の見直し”などがあちこちに記載されていたのです。日本の鉄道はどうなっていくんでしょうか。ちょっとだけ鉄道に詳しい一般人目線で考えてみたいと思います。

2020年はコロナという恐ろしい外敵によって、人々の移動が強烈に制限された一年でした。人が動いてなんぼという鉄道業界においては、これまでにないくらいの影響を被り、2021年3月決算ではJR・私鉄各社共に大幅な赤字となる予想です。JR東日本で4,500億円、JR西日本で2,400億円の赤字、そりゃ、旅客収入がざっくり半分になったんですから、自助努力でなんとかなるレベルでもありませんね。このコロナ流行による落ち込みは長期化しそうで、JR東日本の社長は今年度(2021年・令和3年)の鉄道営業収入は「コロナ前の8割強程度」、JR西日本も“秋のダイヤ改正”に言及するなど、利益回復は相当厳しいようです。

「10年後の未来が1年で来た状況であり、一過性ではない行動変容が拡大しつつある。」

JR西日本の社長が今年2月の記者会見でこう発言しました。どういうことでしょうか? JR西日本は、山陽新幹線と京阪神エリアの在来線で9割以上稼ぎまくり、残りの地方ローカル線のすべての赤字を穴埋めする、という収益構造です。その稼ぎ頭の新幹線と京阪神で乗客が半減となれば、ジリ貧経営なのは素人でもわかりますね。JR東日本も首都圏と新幹線で、JR東海も東海道新幹線で、それぞれ赤字のローカル線を維持していますから同じようなもの。

「これまで内部補助によって成り立ってきたローカル線の今後のあり方について、課題提起をスピードアップする」

JR西日本の社長はこうも発言しました。これから続く人口減少に先に、いつか近い未来に迎えようとしていた状況が、一気にやってきてしまいました。乗客がほとんどいないローカル線を、廃止を含めて地元と議論を進めていきたいのが本音ではないでしょうか。とは言え、鉄道は社会の基幹となる交通インフラ、されど民間の営利企業… JRも自治体もそして住民も、これからの地域交通について先送りせず考えていく必要があるかもしれませんね。

JR西日本 どこでもきっぷ (とくとくきっぷ)

今春、JR西日本から“JR西日本 どこでもきっぷ”が発売されます。JR西日本エリア内の新幹線や特急などが乗り放題! “週末のみ”“2人から”などの制約はなし、GWも使えちゃいます! 鉄道を満喫、そして、鉄道を応援、私も乗りまくる予定ですよ! もちろんコロナ感染対策は万全に…

では、また!

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