貨物列車

世界に誇れる日本の新幹線のすごさとよわさ② ~高速度の大量輸送機関として~

前回は全国に張り巡らされている…ほどではないかもしれませんが、日本の新幹線は全線に渡って黒字経営をしているということをお話しました。海外では不採算事業の部類に入る高速鉄道ではありえないことなんですが、日本ではそれが当たり前です。新幹線を運営しているJR各社の努力の積み重ねの結果でもあります。それについて、今回はお話していきたいと思います。

東海道新幹線の1時間あたりの本数をご存知でしょうか? 時速285㎞で東京~新大阪間を疾走しているのですから、ちょっと前がつまったらすぐに追いついてしまいますね。ちなみに、東北・北海道新幹線は時速320㎞で運転されています。東海道新幹線の時速285㎞は一分間に4,750m進む速さですから、1㎞進むのに約12秒ですからね。身近なところで1㎞を想像してみてください。それを12秒ってとてつもない速さでしょ!? そのスピードで走っている新幹線、多い時間帯では1時間に15本も走っています。間隔が5分よりも短いんです。列車は駅に入ってきてからお客さんの乗り降りを待ってそして出発、どう考えても2~3分掛かりますよね。全列車が停車する品川駅では、もうその光景は圧巻ですよ。しかも、その本数にもかかわらず、列車は寸分狂わず入線して発車していきますから、もうこれは日本でしか達成できない海外では不可能な神ダイヤですね。通勤電車とほぼ同じような運転間隔ですから、そのすごさがわかります。
東海道新幹線においてはすべての編成が16両で構成されています。1編成あたりの乗車定員は1,323名、1時間に最大15本ですから、単純計算で19,845名も運ぶことが出来るのです。全車満席ということはなかなかありませんが、朝と夜はかなりの混雑ですから、それに近い人数は運んでいるのではないでしょうか。年間約1億2,000万人を運ぶ東海道新幹線は、他の新幹線の中でも断トツの稼ぎ頭、東海道新幹線だけで年間1兆円も稼ぎます。東海道は今も昔も何百年も前から移動の大幹線、現在建設中の東海道リニア新幹線も黒字にできる自信もうなずけます。もし、東京~大阪間の移動が、8時間も掛かる在来線か、1時間で移動できるが定員が250名ほどの飛行機しかなければ、戦後の東名阪の発展はここまでではなかったかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか? 日本の新幹線だから実現できたすごさと異常さがわかって頂けたかと思います。でも、そんな新幹線ですが大きな弱点がいくつもあるんです。次回以上はそれについてお話する予定です。

では、また!

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